エッシャーとバッハ

スーパーエッシャー展
（於Bunkamura ザ・ミュージアム）



M.C.エッシャー。

高校時代に図書館にあった図録でその魅力に惹かれ、
ちょうど10年前、新宿で開かれていた展覧会も見に行った、
私が一番尊敬し、敬愛する芸術家です。

大竹伸朗『全景』

東京都現代美術館で開催されている大竹伸朗の作品展です。



公式サイト
http://shinroohtake.jp/index.html

いや、恥ずかしながら名前知らなかったんですが。
今月の美術手帳に特集が組まれてて、
ああ見たことある絵だなーとガッコで友達と眺めてたら
先生がやって来て「まだ展覧会行ってないの！？」
そもそも知りません、と応えたら
「知ってないとマズイ」と言われてあわてて行ってきたんです。

先に行った友達から「3時間はかかるよ」と言われていたんで
余裕を持って見に行ったんですが、いやもう、行ってびっくり。
小学校時代の作品から今まで、とにかく全部集めたという印象です。
中でも圧巻だったのがスクラップブック。
旅先で拾ったもの、雑誌から作ったコラージュなどが
とにかくべたべた貼り付けてあるものが30年分ぐらい。

絵画や造詣も、とにかくいろんなカラーが満載でびっくりしました。
でも一番驚いたのが、高校時代の作品。
すでに美大生ぐらいの力を持っていたように見えたのですが、
それでも芸大は入れなかったというぐらいだから、この世界は厳しいですね。

言葉ではとても言い表せない衝撃を受けました。
「考えてないで、手を動かせ」と言う言葉が浮かびます。

開催期間は12/24まで。もうすぐ終わりですね。

ドイツ写真の現在

写真を見に行ってきました。
「ドイツ写真の現在」という展示です。

私はもっぱら写真よりも絵画のほうを好む人間で、
この展示会は人に誘われて行ったのですが、
写真という媒体の持ってる力というか、奥深さを改めて感じました。

いや、分かってはいたんですけど。
写真に興味があった時期もあって、一眼レフカメラを片手に
あらゆるものを撮りまくってた時期もありました。
でも、写真って、凄く自由度が高いんですよね。
自分がどーしても撮りたい！という画面をきちんと思い描かないと
いい写真ってなかなか撮れない。私にはムリだ、と思いました。
それ以来、旅行に行くにもカメラを持たない人間になってしまいました。
（なんか、極端な人生だよなー）

そんなわけで。写真、良かったです。
ドイツという特殊な国に育った写真家たちの熱い思いが
ひしひしと伝わってきました。