音楽映画2本立て

出不精が祟って普段ほとんど映画を見ないんですが、
たまに思い立ってDVDを借りてきたりします。

で、某書籍に触発されて「アマデウス」と
映画の宣伝で気になってた「スイング・ガールズ」の
音楽映画2本を借りて、この週末に見てみました。

以下、たいしてネタバレでもないんですが、
「これから見るつもりだったのに！」とならないように
感想を隠しておきます。

「アマデウス」は20年以上も前の映画だったんですねー。
この映画がアカデミー賞総ナメをしたというのも全然知りませんでした。

それと、モーツァルトの死に謀殺説があるというのも始めて知りました。
まあ若くして亡くなった天才にはつきものなのかもしれませんが・・・。

モーツァルトの音楽は、クラッシックの分類では「古典派」と呼ばれてますが、映画を見ると、当時は大変革新的な音楽だったんですね。
モーツァルトがオペラについて理想を語るシーンは、
新しいことをやろうとしている意気込みを感じましたね。

お恥ずかしい話、私はオペラを見たことも聴いたこともないのですが、
映画の迫力あるオペラシーンには惹きつけられました。
言葉が分からないから見ても理解できないだろうと、食わず嫌いでしたが
今度TVでやってたらちゃんと見てみようと思いました。
（生で見るのは・・・もちっと勉強してからですね）

建物とか街の様子もすごいですね。
実際の町並みや建物を使っているらしいでが、
ヨーロッパはこういう建物がゴロゴロしてるところが凄いですよ。

でも、天才モーツァルトよりも、彼の才能に嫉妬する
サリエリ先生の心情にシンクロしてしまいますね。
彼だって優秀な音楽家で、凡人の私とは全然違うんでしょうが・・・
そして、やっぱり天才はなかなか評価されないのだなーと思いました。

ヴォルフィ君を見れば見るほどのだめに見えてきますね。
のだめの最後はハッピーエンドだと良いのですが。
（いや、それしかないだろ）



そして「スイング・ガールズ」です。
思ってたよりも紆余曲折があるお話でした・・・。

いや、シンプルに素人の女子高生が頑張って練習して演奏する話だと思ってたんですよ。
まさかねずみ、イノシシが出てきたりするとは・・・。いやはや。
せっかく応援のために練習したのに、
吹奏楽部に出番を取られちゃうのが切ないです。
でも、全体的にドタバタしてて楽しい話でしたけどね。
「そんな上手くいくかよ！」と突っ込みたいところも満載ですが（笑）

まあ、そんなトンデモの違和感も、
最後の演奏会シーンで吹き飛ばしてしまいますね。
全ては最後に向けてのフラストレーションですよ。
特に、主要人物5人のソロのところは鳥肌たっちゃいました。
ドラムの子は凄かったですね。リズムがしっかりしてたし
見せ場もキマってて、あれは相当練習したんじゃないかなーと。
演奏シーンが全て吹き替えなし、というのがこの映画のウリでしたが、
私もご多聞に漏れず、大変感動しました。
ジャズいいっすね。