この文庫がすごい

日曜に結婚式に行ったんですが、それ以来のちゃんとした外出でした（爆）
病院通いです・・・アレルギーなんで。
その皮膚科に行くと、必ず寄る本屋があるんですが、
そこに数年前にハマりまくった作家の本が平積みしてありました。

その名も「岡嶋二人」
なんでもリバイバルブームらしいです。
「この文庫がすごい」のミステリー部門に１位で選ばれたらしいです。
その本は「99%の誘拐」という本なんですけどね。
講談社の回し者ではないですが、詳しくはこちら。

私が唐突にこの作者にハマったのは4年前。
「クラインの壺」を読んだのがきっかけでした。
この作者（正確には作者ユニット）の魅力は、
なんと言っても、先の見えない面白さと、話のスピーディーさ。
基本的に、１冊で完結してるものばかりですので、
どの本から入ってもOKなんです。
登場人物も世界観も、それぞれに作られています。

彼らが活躍したのは1980年代で、今はユニットを解散していますが、
当時は「人さらいの岡嶋」と言われたほど誘拐モノが多いのが特徴。
選ばれた「99％誘拐」や「チョコレートゲーム」、
江戸川乱歩賞を取った「焦茶色のパステル」などが有名で
私もお気に入りなのですが、
自分が一番手に汗握ったのが、「殺人者志願」。
主人公の夫妻が殺人の依頼を受けるのですが、
もう、自分の目線が殺しをやる側ですからね。ハラハラドキドキです。

私が読み漁っていた頃は、どこの本屋にも置いてなくて、
新宿の某大型書店やアマゾンで手に入れていたのですが、
今は、わりと手に入りやすいと思いますよ。
岡嶋二人、おススメです。


そんな私の今日の買い物。
「池袋ウエストゲートパーク」を買いました。
前から気になってたんですが、ようやく読んでます。
まださわりを読んだだけですが面白いです。